体積計測を行う際は、土量を算出するための基準となる面を選択します。基準面の違いにより、計算結果や想定シーンが変わります。以下、利用できる4つの選択肢とその意味を説明します。
1. 範囲内の最低高さを基準面とする
| 基準面の意味 | ポリゴン内の最低高さを基準面(水平)として、基準面より上側を体積(凸部分)、下側を体積(凹部分)として計算します。 |
| 適した利用シーン | 水平面な地形(例:資材置場の山) |
| 注意点 |
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2. 指定した高さを基準面とする
| 基準面の意味 | 指定した高さの水平面を基準面として、基準面より上側を体積(凸部分)、下側を体積(凹部分)として計算します。 |
| 適した利用シーン | 計画高など、基準面の高さが明確、かつ水平面な地形 (例:一定高までの埋戻し/掘削量の評価)/この高さを境に凸/凹を分けたい |
| 注意点 | 傾斜面ではご利用いただけません → 三角網を基準面とするを検討、断面図から基準面を指定する |
3. 断面図から基準面を指定する
| 基準面の意味 | 断面図上で指定した基準面(折れ線/傾斜)を使い、基準面より上側を体積(凸部分)、下側を体積(凹部分)として計算します。 |
| 適した利用シーン | 基準が水平ではなく、傾斜面・段差を含む地形 (例:法面整形の設計面に対する凸/凹評価) |
| 注意点 | 断面図上での点の打ち方に加え、断面の向き(矢印の方向・位置)によって断面形状が変わり、凸/凹の内訳も変動します。基準面の描画方法や矢印の向き・位置を、ルールを設けて指定することで結果が安定します。 |
4. 三角網を基準面とする
| 基準面の意味 | ポリゴンを構成する頂点と参照する地形面から生成した三角網(TIN)を基準面とします。 基準面より上側を体積(凸部分)、下側を体積(凹部分)として計算します。 |
| 適した利用シーン | 基準にしたい面が水平面だけでなく、起伏や勾配を持つ地形 (例:既存地盤や斜面を基準面とする凸/凹評価) |
| 注意点 | 起伏が大きい地形ではポリゴンの構成点が少ないと起伏形状を拾いきれず、凸/凹の量がズレることがある → ポリゴン描画時に点を多数作成する |
推奨する選択肢
次に、地形と計測対象の例から、各シーンで利用できる選択肢・利用できない選択肢を整理します。計測の際の選定の参考にしてください。