画像からの3次元復元処理において、高密度の点群を生成する処理を省略することにより、それ以降の処理の高速化を図り、通常処理の半分以下の処理時間で生成されたオルソ画像です。点群の密度が低いため、細かな部分に歪みが生じる可能性はありますが、対象物の境界などの特徴は保持しているため、現況確認など撮影範囲をいち早く確認したい場合などに有効です。
通常版のオルソ画像(左)と高速簡易版オルソによるオルソ画像(右)
※位置精度は画像メタデータに記載の位置情報に依存します
機能制限
通常版が作成されるまでの間、以下の機能がご利用いただけません。
・簡易計測、面積計測以外の計測
・オルソ画像のダウンロード、レポート、移動、削除
・DSM、点群、テクスチャ、等高線の参照
・SCANX点群転送
処理枚数について
高速簡易版では通常版と同じ枚数の画像が処理されますが、その処理コストは通常版の半分以下になります。そのため、高速簡易版 + 通常版の処理枚数は、通常版の処理枚数に1.5の係数をかけたものが消費されます。
例) 1000枚の画像を高速簡易版 + 通常版で処理した場合、処理枚数は1000枚 x 1.5 = 1500枚が最大で消費されます。
高速簡易オルソが作成されると通知され、プロジェクト詳細画面サムネイル右上に「高速簡易版」と表示されます。通常版が作成されると同じく通知され、「高速簡易版」表示が消えます。